集客用webコンテンツを制作する際は、そのゴールを明確に定めた対策をとることが大切です。ゴールが定まっていないまま作成を始めたコンテンツは、伝えなければならない内容や情報は何か、ターゲットにして欲しい行動は何か、さらにはそのコンテンツへの投資が回収できているのかといった、あらゆる情報が不明確になってしまう傾向があります。
誰でもやっている当然の行為のように思われるかもしれませんが、実はこのゴール設定プランに対する認識や理解が甘い企業は数多く、コンテンツ戦略のみならず、あらゆるマーケティング戦略を失敗させる大きな原因の一つにもなっているのです。
ゴールを具体的に数値化、関係者全員で共有
ゴールを設定する際におかしてしまいがちなミスの一つに、「抽象的な目標設定」というものがあります。「オウンドメディアやwebサイトのPV数を上げたい」「検索数を高めたい」「問い合わせの数を増やしたい」といった目標は、確かに目指すべき方向として間違ってはいません。しかし、そうした抽象的な目標から導き出される「やるべき事」も、同時に抽象的になってしまうという欠点があるのです。
広告費を増やす、発進量を増やす、人員を拡大する…そのどれもが「サイトPVを上げる」のに寄与することでしょう。しかし、予算や人員には必ず上限があり、すべての取り組みを最大限に行うわけにはいきません。場合によっては、投資額に比べた効果性が著しく低い施策に出会うことも。
いつまでに、何を、どれだけ改善するのか。このゴールとなる部分をしっかりと具体的に数値化し、チーム内担当者は元より、社外の協力会社、制作会社なども含めた関係者全員に共有することが大切です。
ゴールからの逆算で見える、今取り組むべき課題
具体的で数値化されたゴールが定められることによって、今後取り組んでいくべき課題が見えてきます。例えば「問い合わせの数を今より10%増やす」というゴールが定まれば、今ある問い合わせ数はいくらか、問い合わせに至らない数はいくらか、何人にリーチすれば1件の問い合わせが入るかといった、各ステップの詳細なデータが必要になるはずです。
そもそものリーチ数が少ないのであれば、もっと多くの人に情報を届けるための施策を打つべきですし、ある程度興味は持ってもらえているものの、問い合わせに至らないのであれば、もっとユーザーの行動を後押しする何かを出していかなければなりません。
まとめ
このように、ゴールを定めることは、今やるべきことを定めることと同義であり、むしろ目標のないところに、具体的な施策は存在しないと言っても過言ではないでしょう。集客用コンテンツを制作する際は、まずはそれによってどのような成果をもたらしたいのか、具体的に設定することが大切です。そうすることによって、マーケティング戦略の成功、長期的にみたブランド戦略の構築に繋がるのです。
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