企業がリード顧客に接点を求める場合、情報を届ける手段としてよく用いられるのがメールマガジンです。元手をかけずに新商品のキャンペーンやポイントサービスなど、顧客が得する告知を行えるため、手軽なマーケティングン手段として注目されています。ただメールマガジンは、読者が読みたくなるようなコンテンツを、毎回配信しなければならないため、ネタ探しや記事の執筆に時間を取られてしまい、それが担当者の悩みの種にもなっています。今回はメールマガジンについて改めて学ぶとともに、作成にどの程度の手間がかかるのか解説します。
この記事の目次
1.メールは顧客にダイレクトに情報を届けられる有効手段
1-1 メルマガとメールマーケティングとの違い
「メルマガ」という言葉は、日常の会話にもよく使われるほど親しまれていますが、厳密な意味でメールマーケティングとは異なります。メルマガは、同じ内容を一斉に配信することで情報を届ける手法です。これに対してメールマーケティングは、マーケティング施策の一つで、顧客の一人一人に対して、最適な内容を最適なタイミングで配信する方法です。これを繰り返すことにより、顧客との関係性を密にしていくことが目的です。
1-2 メールマーケティングはもう古いのか?他のメディアとの比較
企業がマーケティングの手段として、メールマーケティングを利用し始めてからかなり時間がたちました。その間、フェイスブックやツイッターなど、SNSの普及により、企業が顧客との接点を持つ上で選択肢は広がりました。
「メルマガなんて、もう古いよ。今はSNSの時代でしょ」という、マーケティング担当者の声が聞こえてきそうです。
総務省情報通信政策研究所が実施した、「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」※によると、確かにソーシャルメディアの利用率は右肩上がりであるのに対し、メールの利用率は減少傾向にあります。しかしこれは、10代20代に顕著にみられる現象で、30代以降のビジネス世代は依然としてメールの利用率が高くなっています。
それには理由があり、メールは以下の特徴を持っているからです。
・SNSよりも、大量の情報を顧客に届けることができる。
・企業の持つ世界観や、商品イメージを届けられる。
・顧客の好きな時間にじっくりと、繰り返して読んでもらえる。
また、メールの開封率やクリック率から、ダイレクトに効果を測定することができ、これを活用することで、顧客とのきめの細かいコミュニケーションを図ることが可能になります。
※総務省情報通信政策研究所
「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc372540.html
2. メルマガ配信にかかる手間と時短方法
2-1 「メルマガ配信するのは大変」配信するまでにこれだけの手間がかかる
大企業であればマーケティング部に、専任のメールマガジン配信担当者がいるものですが、
中小企業や個人事業主であると、本業とのかけもちで配信業務をこなしている方も多いのではないでしょうか。
そのような方に話を伺うと、皆さん、「書く時間がない」とこぼされます。あるメルマガ配信担当者によると、週に一度、1,500文字程度の原稿を書いているそうですが、3時間ほどかかるそうです。単純計算で月に12時間、ネタ探しにも時間を取られるとなると、本業を圧迫することにもなり、精神的にもかなりな負担です。
ではここで、メールマガジンを配信するまでにどのような手順を踏むのか、を確認するとともに、各工程でどうすれば時間の短縮が図れるのか、見ていきましょう。
2-2 メルマガ配信までの時間を短縮させる3つの方法
A.フォーマットを確立する
「書く時間を短縮させたい」
これがメルマガ配信担当者の、つつみかくさぬ本音でしょう。
まずメルマガは、どのようなパーツでできているか、確認しておきましょう。
・ヘッダー:日付・タイトル・号数
・あいさつ文
・メインコンテンツ
・編集後記
・フッター:連絡先・解除方法など
各パーツの中で、各号ごとに変わるものと、変わらないものとを区別しておきましょう。そうすれば、メルマガを書くとき、変わるものだけ上書きすればよく、効率はかなり上がります。
B.ネタ探し
「何を書いたらいいか、分からない。」
ネタ探しも、メルマガ配信担当者の頭を悩ませる要因の一つです。
これは書く前の下準備であり、書くことが決まっていなければ、まとまりのない文章になってしまいます。書く作業に入る前に、素材を集めておくことが重要です。
日常生活や業務中でも、常に原稿のネタになりそうな出来事にアンテナを張り、スマホのメモ機能に溜めておきましょう。また、読んだ本の感想など、書籍からのネタを挟むのもよいでしょう。あるいは、過去のメルマガの内容を、新たな視点でとらえ直す、という手もあります。
C.作業手順の見直し
上述したように、メルマガのフォーマットが決まっているのであれば、パーツごとに書きやすい順番を決めておくと、時間短縮につながります。例えば、「あいさつ文」、「編集後記」、「メインコンテンツ」の順に書くとします。あいさつ文で日常の気になる事柄に触れ、編集後記で話をしめるという文章構成の場合、1本の文章としてまとめて書いておけば、作業が簡素化され、書く時間が短くなります。
ネタ探しに始まり、原稿を書き、メールを配信するまでには、ある程度の時間と労力がかかります。本業とのかけもちでメール配信を担当している方にとっては、かなりな負担にもなるでしょう。本来の業務を妨げることにでもなれば、それこそ本末転倒と言わざるを得ません。
3.本末転倒になる前に/メルマガ制作代行サービスに頼む
そんな事態を防ぐには、代行サービスを利用するという手もあります。
中小企業や士業などの個人事業主向けに、顧客満足向上を目的としたメルマガの企画・制作を代行してくれる企業があります。定期的に、年間を通した企画を事前に制作してくれるので、安定的なコンテンツを確保することができます。
また書き方にも工夫がなされていて、スマートフォンやタブレット、PCなど、ターゲットとするデバイスごとに、ふさわしい形で執筆してくれます。これにより、届けたい情報を最適な形態で読者に配信することが可能です。
まとめ:メルマガ制作代行サービスの賢い利用で本業に専念
メールマガジンは、顧客にダイレクトに情報をとどけることができるツールです。メールマーケティングは有効なマーケティング手法ではありますが、定期的に配信を続けるにはそれなりに努力が必要です。
「原稿を書く」ことと「ネタ探し」は、常にメルマガ配信担当者を悩ませる二大要因です。
今回は、少しでもこれらの労力を抑え、時間を短縮する方法について解説しました。ただそれでも、メルマガを書くのがつらい、ネタが続かない、という思いにさいなまれているなら、外部の専門家に頼るという方法もあります。
メルマガ制作代行サービスを上手に活用することで、本業に専念できるというメリットがあります。
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