展示会は出展社と交流できる格好の場!コンテンツマーケティング関連の主要なEXPOを要チェック

チェスをしている男性

ここ数年で、マーケティング業界のみならず、一般企業の間でも、効果的なマーケティング手法として注目を集める「コンテンツマーケティング」。

既に施策に取り組んでいる企業はもちろん、これから着手しようとお考えの企業でも、コンテンツマーケティングの情報にはアンテナを張っている方も多いのではないでしょうか。

そこで注目したいのが、「EXPO」です。日本では「展示会」とも呼ばれますが、最新の業界動向や生の情報が集まる、格好の場所と言えるでしょう。

そこで今回は、これから開催される国内の主要な展示会について、いくつかご紹介しましょう。

この記事の目次

展示会について理解する

業界に関するあらゆる情報や、最新の製品・サービスが出展され、多くの企業の経営者やマーケティング、宣伝・広報担当者が来訪し、商談の場ともなる展示会場。展示会は、最新の業界情報が集積し、出展社側からの耳寄りな生の声が聞け、商談の機会も得られる、ビジネスチャンスに溢れた空間です。

これまでも展示会は、出展企業にとっては、販売やマーケティング活動の場として、また、自社の顧客とのコミュニケーション手段として活用されてきました。一定の期間に、多くの出展企業や来場者が集まるため、非常に効率的に情報交換や商談を行うことが可能です。それ故に、広告宣伝活動や営業活動に、多額の費用を割けない中小企業にとっては有効です。

経済産業省が公表している「展示会産業概論」※1によると、展示会についての定義や意義などについて、詳しく明記されています。この資料をひも解くことにより、展示会についての認識を新たにすることで、実際に展示会場を訪れた際には、新鮮な気持ちで出展社に接し、セミナーに触れることができるのではないでしょうか。

※1経済産業省:「展示会産業概論」
https://www.nittenkyo.ne.jp/other/document/H2603_gairon.pdf

展示会の定義

展示会の定義については、関係団体や組織、地域ごとに存在し、定義の統一化を進める動きが見られます。国際標準化機構(ISO)では、展示会の定義について定めており、日本もそれに準拠する形で、以下のように定義付けています。

「展示会の定義:商品・サービス・情報などの展示、宣伝するためのイベント(ただし、フリーマーケットや路上販売は含まない)」。

展示会の位置づけ

展示会は、単に商品を展示・陳列する場ではなく、出展社が商談を通じて商品の販売に繋げたり、来訪者は正確で最新の商品情報を得られる場です。そのために、出展社側には、商品知識や商品に対するマーケティング力を有し、潜在顧客となる人を見極められる眼力のある人が求められます。一方、来場者側には、商品の目利きができ、購入の意思決定をその場で下せる人が相応しいようです。

展示会の効用

展示会を開催することにより、色々な効用が得られますが、最大の効用は、多くの企業が出展を通して一堂に会し、来場者とまみえることにより、効果的かつ効率的な販路開拓=ビジネスマッチング、交流の促進=マーケティング・コミュニケーションが可能になる点です。加えて、定量的には地域への経済波及効果、定性的には地域の魅力の向上、それに伴うビジネス・観光両面におけるリピート効果も見込めます。

展示会の位置付けの役割の変遷

展示会は、時代の変遷とともに、その位置付けは変化してきました。

初期段階の展示会は、文字通り、商品を展示する場、商談の場であり、それ以上の意味はありませんでした。それが20世紀後半になると、展示会は単に商談の場であるだけではなく、商談を促進するためのあらゆる取り組みがなされてきたのです。商談の決定権は、通常、企業のマネジメント層が握っており、これらの人を呼ぶための工夫が必要になります。そこで、勉強の機会を提供するセミナーを開催したり、国際会議=カンファレンスを併催するなど、内容の充実を図ったのです。また、開催を広く告知するために、話題性を追及したり、娯楽性を取り入れるためにショーを行う展示会も現れました。

主催者側を見ても、展示会に訪れる来場者の「量」ではなく、「質」を問う傾向が強まっています。単に来場者数を競うのではなく、優良な顧客を集めた方が、出展効果が高くなる、という考え方によるものです。今後は、展示ホールだけではなく、セミナーのための会議室や、ショーを併設できるステージなど、展示スペース以外の施設の充実が求められるようになるでしょう。

展示会開催の意義

展示会を開催するには、多額の費用と人手・労力を要し、開催までの長い期間、計画的に準備を行わなければなりません。また、開催期間中は、大規模なものになるほど、多くの人員を配して備える必要があるため、出展社や主催側も大きな負担となっています。それでもなお、年間を通して多くの展示会が開催され、出展社も引きも切らず、といった状態です。

では、そうまでして、展示会を開催する価値はどこにあるのでしょうか。ここでは展示会開催の意義について、確認しておきましょう。

a.出展社のマーケティングや販路開拓の機会を得る場
多くの来場者が詰めかける展示会場は、出展社が来場者との商談を通じて、商品の販売に繋げるとともに、来場者には新しい商品情報を得る場でもあります。従って、出展社側にとっては、顕在顧客に効率的に対応すると同時に、潜在顧客を開拓することも可能です。また、新商品に対する来場者の意見を、直接聞くことのできる機会でもあり、マーケティング・ツールとしての側面も持ち合わせています。

b.「ヒト」、「モノ」、「情報」の交錯する場
出展社にとって、展示会場でのマーケティング活動の対象は、来場者だけではなく、他の出展社も含まれます。多くの出展社が集う会場では、出展社同士で情報交換が行われ、それがまた新たな技術開発へと反映されていきます。「ヒト=出展社」、「モノ=新商品や新技術」、「情報=来場者の動向など」の交流が盛んに行われ、出展社の知識のアップデートが図られるのです。

c.産業界全体の活性化に繋がる
展示会では、多様な企業とビジネス関係者が参加・交流することにより、販路開拓、基礎技術、商品開発など、各々の立場において、知識や技術がブラッシュアップされていきます。それらが複合的に結びつくことにより、ビジネスイノベーションが図られ、ひいては産業界全体の活性化にも繋がるのです。

展示会の種類

ただ一言で「展示会」といっても、その目的や方法によって、様々なタイプが存在します。大まかに分けると、1つは特定の来場者、主にビジネスパーソンを対象としたもの。もう1つは一般の来場者、つまりは消費者を対象としたもの。そして今1つは、両者を対象としたものです。

a.特定の来場者を対象としたもの
来場者を原則として、ビジネス関係者に限定し、展示された商品やサービスの情報提供をもとに商談を行うことにより、出展社は、既存顧客に対する販路の確保、潜在顧客に対しては新規開拓に励みます。また、来場者への商品説明や商談を通して、具体的なニーズを把握することにより、販売促進のための、潜在顧客や既存顧客とのネットワークを構築することができるのです。

来場者、出展社双方とも、ビジネスを基調として行動するため、この形式は、「ビジネス・トゥ・ビジネス(B to B あるいはB2B)」と呼ばれています。

世界見本市連盟(UFI)では、これに該当するものとして、「見本市・トレードショー(Trade Fair)」を上げており、以下のように定義しています。

「定期的に、ある特定の期間において開催されるマーケットイベントであり、そこでは多数の企業がそれぞれ主要な商品を出展し、サンプルベースでの商談を行い、販売促進に繋げる。主な来場者は、商売・ビジネス関係者である」。

b.一般の来場者(消費者)を対象としたもの
来場者を限定せずに、一般の消費者に広く開放し、展示された商品について説明を行うことにより、出展社側は、新商品の紹介や、企業ブランドや製品イメージの向上が図れます。もちろんその場で、展示品や商品を販売することも可能です。

また、商品説明を通して、来場者のニーズを把握し、マーケティング活動に活かしたり、新たな商品開発に反映させるなど、今後の商品の販売促進にも役立てることができます。

来場者は、一般の消費者であり、この形式は、「ビジネス・トゥ・カスタマー(B to C あるいはB2C)」と称されています。

これに該当するものに、「展示会」が挙げられますが、前出のUFIでは、次のように定義しています。

「定期的に、ある特定の期間において開催されるマーケットイベントであり、そこでは多数の企業が単一あるいは複数の代表的な商品を出展し、販売あるいは情報提供を行う。主な来場者は、一般大衆である」。

上記から、「見本市」は、展示物(サンプル)を用いて売買交渉を行う“市”であり、「展示会」は、商品を並べて見せることに重心を置いている点が異なります。
英語では「見本市」は、「Trade Show」または「Trade Fair」と表記されています。これに対して「展示会」は、「Show」、「Fair」、「Exhibition」、「Exposition」などと称されています。

c.特定の来場者と一般消費者の両方を対象とするもの
昨今では、ビジネスの関係者と、一般消費者の両方を対象とする展示会も増えています。これには理由があり、来場者を明確に区分するよりも、両者のメリットを同時に享受する方がより効果的である、との判断からです。

この形式は一般的には、「ビジネス・トゥ・ビジネス・トゥ・カスタマー(B to B to CあるはB2B2C)と呼ばれています。これに該当するものとしては、自動車や電化製品など、家庭用、業務用の双方を取り扱うケースが挙げられます。

例えば、「ゲームショー」などの場合、バイヤーなどへのビジネス向けの技術発表の場であり、同時に学生を呼び込んで、ゲームの魅了や将来の可能性について訴えることで、展示会の効果を最大化することができるのです。

このような展示会は、ビジネス関係者のみに公開する「ビジネスDAY」と、一般向けに門戸を開く「パブリックDAY」とに分けられています。これにより、ビジネス関係者と一般消費者のそれぞれに対して、効率的・効果的に対応することが可能になるためです。

展示会について-企業のマーケティング担当者の意識調査から

マーケティング調査に特化したWEBメディアである「キャククル」が、「新型コロナ流行前後の展示会」に関する実態調査※2を行い、公表しています。

調査は、新型コロナ前(2020年2月以前)に展示会に出展し、新型コロナ流行後(2020年2月以降)に再開された展示会にも出展した、メーカーのマーケティング・営業担当者100名に対し、インターネットにより行われたものです。(調査期間:2021年11月24日~26日)

それによると、「新型コロナ流行前と比較して、リード獲得の状況はどう変化しましたか?」という質問に対し、「かなり減少した」が21%、「やや減少した」が42%と、合わせて全体の63%が減少したと回答しています。

また上記の、リードの獲得が「かなり減少した」、あるいは「やや減少した」と回答した人に対し、「以前より減少したリードに対する補填策を考えていますか?」と問いかけたところ、全体の55.6%が「考えている」と答えました。

さらに、「補填策を考えている」と答えた人に対し、「どのような補填策を考えていますか?」と重ねて尋ねたところ、「コンテンツマーケティング」と答えた人は全体の42.9%で、「WEB広告の導入」の40.0%、「ホームページのリニューアル」の31.4%を抑えて、1位となりました。

これらの調査結果からは、新型コロナの感染拡大を挟んで、展示会に出展した企業のマーケティング担当者の6割以上の方が、新型コロナ禍がリード獲得に悪影響を与えたと実感している状況が分かりました。そしてその中の55%以上が、リード獲得が減少したことに対する補填策を講じており、数ある施策の中から、コンテンツマーケティングを選んでいる事実が明らかになりました。

※2「新型コロナ流行前後の展示会」に関する実態調査
https://www.shopowner-support.net/attracting_customers/btob/event/postcovid-exhibition/

今後開催予定のEXPO

ではここからは、今後開催予定のEXPO=展示会について、主要なものをご紹介しましょう。

「コンテンツ東京 2022」

コンテンツマーケティング、ブランディング、コンテンツの制作・配信に関する製品やサービスを提供する企業が出展する展示会です。企業の経営者、宣伝・マーケティング部門の担当者などが多数来場し、商談が活発に行われます。
2021年度の開催期間中は、3日間合計で、24,450名が来場しました。

また、時代の先端を走る著名人や有識者からの最新情報を、リアルタイムで受け取れるセミナーは、展示会の魅力の一つです。本展示会でも、各界から知識人を集め、来場者に生の声を届けます。

「情報飽和時代を生き残るコンテンツ制作と発信のカギ
2022年6月29日(水)12:30~13:30
講演者:「新R25」編集長・渡辺将基氏/アトム法律事務所 弁護士法人代表・岡野武志氏/株式会社ケイコンテンツ代表取締役・平山勝雄氏
講演概要:SNSや動画サイトなど、色々なメディアの発展・普及により、誰もが情報発信者に状況において、自社のコンテンツが発見され(バズること)、ファンを獲得することが、企業のコンテンツマーケティング施策においても喫緊の課題となっています。情報飽和時代に生き残るための、コンテンツの作成・発信方法などについて語ります。

「2022年はTikTokマーケティング元年?コミュニケーションは動画で真似して楽しむ時代へ」
2022年6月30日(木)15:00~16:00
講演者:ワンメディア株式会社 代表取締役CEO・明石ガクト氏/株式会社出前館 マーケティングコミュニケーション本部・榊原あづみ氏/日本ロレアル株式会社 イヴ・サンローラン・ボーテ事業部コミュニケーションマネージャー 野山佳世子氏
講演概要:個人のおもしろ動画を配信するメディアとして、主に若年層を中心に、世界中にユーザーを広げている「TikTok」。このSNSに目を向けた企業は、いち早く企業アカウントを取得し、Z世代からシニアまで、幅広い層に対して積極的に情報発信を続け、商品が売れる仕組みが構築されつつあります。本セッションでは、TikTokをマーケティングに有効活用している企業の担当者を迎え、そのノウハウと、明日から使えるTipsなどについて語ります。

「ユーザーと向き合う、コンテンツコミュニケーションの未来型 ~エビスが考える、顧客文脈への寄り添い方~」
2022年7月1日(金)15:00~15:45
講演者:サッポロビール株式会社 マーケティング本部ビール&RTD事業部 シニアメディアプランニングマネージャー・福吉 敬氏
講演概要:エビスブランドでは、「コンテンツポータル」、「WEBムービー」、「ファンコミュニティ」などを通じて、顧客へのアプローチを図っています。「顧客に寄り添う」コミュニケーションのあり方と、理想の顧客接点の考え方について、サッポロビールのメディアプランニングマネージャーである福吉 敬氏が語ります。

以下の5つの展示会が併設され、同一会場内にて、ご興味のあるブースを幾つも訪問できます。

a.「広告クリエイティブ・マーケティング EXPO」
クリエイティブの力で、マーケティング・ブランディングを支援する企業が数多く出展します。本展示会は、「ブランディング・広告制作ゾーン」、「コンテンツマーケティングゾーン」、「動画広告・配信ゾーン」、「インフルエンサー・Vtuberゾーン」、「パッケージデザインゾーン」の5つのゾーンに分類されています。

b.「映像・CG制作展」
映像やCG、関連コンテンツの制作会社、制作ツールを取り扱う企業が多数出展します。CM・VP・販売促進・企業紹介・番組・イベントなどの映像制作会社、音楽・ゲーム・アニメ制作会社、映像制作ツールやCG制作ツールを扱う企業が一堂に会します。

c.「クリエイターEXPO」
実際に制作を手掛けるクリエイター本人が出展する、商談を意識した展示会です。会場内は映像、音楽、イラスト、デザイン、写真など、10個のゾーンに区分されています。一般企業の方からすると、普段あまり接点のないクリエイターに、直接、案件の相談や仕事の依頼ができます。

d.「先端デジタルテクノロジー展」
最新のインタラクティブコンテンツ、ディスプレイ技術、サウンドテクノロジーなど、最先端テクノロジーによる表現技術を扱う企業が出展します。出展製品を会場で実際に体験しながら、商談することも可能です。

e,「ライセシングジャパン<キャラクター&ブランド活用展>」
世界中から、様々なブランドやキャラクターが出展する、日本最大級のライセシング商談会です。宣伝・販売促進、商品開発、コラボ・タイアップに活用できるブランドやキャラクターが一つの会場に集結します。

【開催概要】
「コンテンツ 東京 2022」
会期:2022年6月29日(水)~7月1日(金)
会場:東京ビッグサイト(東展示棟)
主催:RX Japan株式会社(旧社名:リードエグジビションジャパン)
公式サイト:https://www.content-tokyo.jp/

「マーケティング・テクノロジーフェア大阪2022」

2013年に日本で初めて開催されて以来、2022年2月に東京で開かれて10回目を数える本展示会は、展示会とセミナーとを融合する総合イベントとして、国内有数の規模へと成長しました。商業の地である大阪では、4回目の開催となり、企業が抱える課題の解決に役立つ最新のソリューションや、ノウハウを提供する企業が多数出展し、企業のマーケティング・広報・宣伝担当者との、交流の場となります。

企業の事業拡大を目的としたマーケティング活動を、様々な角度から支援する先進的なソリューションが、一つの会場に集結します。

またセミナーでは、各業界のキーパーソンを講師に迎え、最新のトレンド情報や、出展社の担当者によるソリューションの導入事例など、注目のトピックが視聴できます。

「オウンドメディア&ソーシャルメディアの戦略設計における視点と考え方」
2022年6月23日(木) 9:20~10:10
講演者:ネスレ日本 デジタルマーケティング部ユニットリーダー・中通康太氏
講演概要:ネスレ日本では、顧客の直面する課題を解決するために、顧客を中心に考え、隠れた要求を察し、同社との接点において、どのような顧客体験をしてもらえるか、常に考えています。「Customer Experience=顧客体験」を通じて、どのような視点でオウンドメディアやソーシャルメディアの設計をするべきか、を提案します。

「『目的別』動画コンテンツ活用とKPI設定のポイント」
2022年6月23日(木) 9:20~10:10
講演者:ワコール マーケティング統括部 宣伝部 広告プランニング課・原 敬寛氏
講演概要:新型コロナ禍の影響により、在宅時間の増加、生活様式の変化と共に、動画サイトの視聴時間も増え、コンテンツとしての重要性も増しています。
企業のコンテンツマーケティングにおいても、コンテンツ制作をゴールとせずに、施策の効果を最大化するためのKPIの設定ポイントを解説します。また、動画共有サービスにおける、広告配信によるブランドセーフティ施策によって得られた成果など、動画を活用する上での要点について語ります。

「ビッグデータを活用したECマーケティングの実践」
2022年6月24日(金) 9:20~10:10
講演者:花王 DX戦略推進センターECビジネス推進部 部長・生井秀一氏
講演概要:購買データなどのビッグデータを活用し、ブランド価値伝達並びに、ECマーケティングの実践について、詳しく解説します。また、プラットフォーマ―が持つ、色々なサービスを用いたブランドファンづくりや、売上向上を意識した活動について、データ活用の視点から考察します。

【開催概要】
「マーケティング・テクノロジーフェア大阪2022」
会期:2022年6月23日(木)・24日(金)
会場:OMM 展示ホール
主催:インフォーマ マーケッツジャパン株式会社
公式サイト:https://www.tfm-japan.com/osaka/

「Japan IT Week 名古屋」

ITの各分野で活躍する企業を中心に、ビジネスの拡大を求める出展社と、企業のマーケティング・広報・宣伝担当者とが一堂に会し、交流と商談の場として中部最大の規模を誇るITR展示会です。前回は2021年8月に開催され、会期中は3日間合計で7,431名が来場しました。

セミナーでは、「SNSを活用した企業の必勝戦略」と題して、主要なソーシャルメディア企業から講演者を招き、SNSを有効的に利用して、コンテンツマーケティングを成功へと導くポイントについて、詳しく解説します。

「“SNS売れ”をつくる戦略と組織の作り方」
2022年7月28日(水)12:30~13:30
講演者:株式会社ホットリンク マーケティング本部 本部長・室谷良平氏
講演概要:コンテンツマーケティングを実践する上で、SNSを運用する際、自社アカウントを取得してフォロワーを集めることが、施策のKPIとなっている企業は多いのではないでしょうか。その結果として、売上に繋がらないケースも多く、効果を実感できていない担当者は少なくないはずです。そこで、豊富な研究データと、世界中の事例を交えて、売上に繋がるソーシャルメディアマーケティングについて、エキスパートが詳しく解説します。

「Twitter社員が直伝 『Twitterはこれからどうなる?Twitterの企業活用・ホントのところ』」
2022年7月29日(金) 12:00~12:45
講演者:Twitter Japan 株式会社 Twitter Business Head of Marketing Japan・森田謙太郎氏
講演概要:「Twitterの企業活用で、集客より大事なこと」、「バズってもフォロワーが増えない理由」、「その陰で多くの企業がやり忘れている事」、「Twitterでの情報発信で、8割9割の機会ロスが生まれる理由とその解決策」、「Twitterの効果を見える化し、社内評価アップに役立つ無料ツール」、「炎上のメカニズムと新しい予防策」、「Twitter広告のお値打ち部分」など、知っておくと圧倒的に得をする本当の話を、Twitterの現役社員がスピード感たっぷりに語ります。

【開催概要】
「Japan IT Week 名古屋」
会期:2022年7月27日(水)~29日(金)
会場:ポートメッセなごや
主催:RX Japan株式会社(旧社名:リードエグジビジョンジャパン)
公式サイト:https://www.japan-it-nagoya.jp/ja-jp.html

「WEB・SNS コンテンツEXPO Vol.3」

新型コロナウィルスの感染拡大は、対面が基本のリアルな展示会においては、来場者数の減少というマイナスの影響をもたらしました。それに伴い、新たな展示会の手法として注目され始めたのが、オンライン展示会です。

「WEB・SNS コンテンツEXPO」は、WEBコンテンツ制作、SNSマーケティング、データ分析・調査、ブランディングなど、デジタルマーケティング関連の企業が、オンライン上で一堂に会する展示会です。

DMMオンライン展示会は、出展企業と来場者の多さ、出展にかかる価格、出展までの手軽さにこだわった展示会です。出展登録にかかる時間は最短で1時間、出展料は無料という気軽さから、2022年2月時点で、出展企業数は10,000社以上、来場者は40,000名以上を数えました。

オンライン展示会は、対面での展示会に比べ、出展社の担当者や来場者双方の熱を感じることはできませんし、臨場感には劣るかもしれません。従って、自社商品や技術に対する、来場者のリアルな反応は期待できないかもしれません。また、展示物がB to B向けの機械などであると、実物を見学しながら、技術担当者に話を聞くという機会にも恵まれません。

しかし、それらを補って余りある、オンラインならではの利点が存在します。

会期中、来場者は展示ブースやセミナー、特別コンテンツとなどに、自由に参加することが可能です。出展社が事前にアップロードした企業情報や資料は、企業ページをクリックした来場者は24時間いつでも閲覧できます。

また、対面での展示会と同様に、オンライン上での名刺交換も可能です。会場公開後、来場者は気になる出展社に名刺を渡し、「お気に入り保存」しておきます。会期が終了した後でも、来場者の方から「商談オファー」を行うことができます。

出展社側にとっても、オンライン展示会ならではのメリットがあります。例えば、リアルな展示会に参加した場合、会期中、担当者は展示ブースに貼りついていないと、商談の機会を逃してしまうかもしれません。一方、オンライン展示会であれば、他の業務に従事しながらの「ながら参加」が可能です。会期中はもちろん、展示会が終了した後でも、逆に来場者の方から商談オファーが届く場合もあり、密度の濃い商談機会が得られる訳です。

そして、出展社にとって、オンライン展示会のメリットが一番感じられるのが、見込み顧客=リード情報の取得に関してではないでしょうか。オンライン展示会では、リード情報の獲得数に制限はありません。また下記のようなリード情報は、詳細に取得することが可能です。

a.企業情報
職種/部署名/役職名/従業員数など

b.担当者情報
指名/メールアドレス/電話番号/課題感/興味のあるカテゴリ/興味のあるジャンル/来場目的など

来場者が出展社のブースにアクセスすると、全ての行動履歴が記録されます。すわなち、「いつブースに訪れて、担当者の誰と名刺交換し、『お気に入り登録』したか」について、来場者のアクション履歴を逐一、残しておけるのです。出展社側は、この履歴を閲覧すれば、リードが何に関心を抱いているか、さらに興味の度合いを測ることができるため、展示会の会期中でも会期後でも、リード1人1人に適したアプローチを図ることができるのです。

オンライン展示会が終了後も、アーカイブとして展示ブースを残すことができるので、来場者や顧客の情報を獲得することも可能です。

【出展カテゴリ】
a.コンテンツマーケティング
動画制作・配信/記事制作・配信/その他コンテンツマーケティング

b.WEB・SNSマーケティング
SNSマーケティング/プラットフォーム/インフルエンサー/メディア/その他WEB・SNSマーケティング

c.データ分析・最適化
市場・競合調査/BIツール/アクセス解析/フォーム作成/SEO・SEM・リスティング/DMP・CDP/アプリ解析/LPO/その他データ分析・最適化

d.マーケティングコンサルティング
ブランディング/PR/その他コンサルティング

【開催概要】
「WEB・SNS コンテンツEXPO Vol.3」
会期:2022年9月26日(月)~30日(金)
会場:オンライン開催
主催:合同会社DMM.com
同時開催:「広告・販促 EXPO vol.3」、「営業活動強化EXPO vol.3」
公式サイト:https://online-event.dmm.com/main/page/websnsmarketing2209/

まとめ:最新の商品・技術が集結する展示会は、コンテンツマーケティングにおいても重要

今回は、コンテンツマーケティングに関するEXPO、展示会について、その定義や位置付け、開催の意義や効用について確認すると共に、今後開催予定の主要なコンテンツマーケティング関連の展示会について、詳しくご紹介しました。

展示会は、業界についての情報や、最新の製品・サービスや技術が出展され、企業の経営者やマーケティング、宣伝・広報担当者が多数来訪するため、商談の場として昔から注目を集めています。

また、最新の業界情報が集積し、来場者にとっては技術者の生の声が聞け、出展社側には商談の機会が得られるほかに、消費者動向にも触れられる空間でもあります。

以前から展示会は、来場者や出展企業にとって、マーケティングリサーチや販売活動の場として、また既存顧客とのコミュニケーションツールとして活用されてきました。

限られた期間内に、多くの来場者が訪れるため、出展社は効率的に情報交換や商談を行うことができます。従って、多額の費用をかけて、広告宣伝や営業活動ができない中小企業にとっては有効です。

新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、ビジネスシーンにおいても、対面営業などは変容を迫られました。対面でのやり取りが敬遠される中、展示会のあり方もオンライン形式に置き換わる傾向は、一部に見られるようにもなりました。ただ、インターネットによる情報収集や、サービスの提供が認識される一方、自ら展示会場へ足を運び、現場の熱を肌で感じながら生の情報に触れ、商談を行うリアルな展示会は、これからもマーケティング及び、コミュニケーションツールとして、存在感を示すことでしょう。

総合コンテンツ制作会社である弊社には、コンテンツ制作および、SNSを介してのアプローチ方法など、コンテンツマーケティングの効果を最大化させるスキルと知見を有した人材が、多数在籍しております。
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大学卒業後、新聞社に勤務。企業へのインタビュー記事作成業務を経たのち、広告制作会社に勤務。退社後は、フリーランスのライターとして活動中。得意分野は、ビジネス、マーケティング、各種マーケットリサーチなど。
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